建設キャリアアップシステム登録のメリットとデメリット

query_builder 2023/08/24
建設業許可
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官民一体となって普及促進している建設キャリアアップシステムですが、「本当に登録した方が良いの?」という疑問をお持ちの建設業者様がまだ多いのも事実かと思います。

そこで、建設キャリアアップシステム登録のメリットとデメリットについて、基本的なところをご説明したいと思います。


【技能者にとってのメリット】

・自身の能力、経験が「見える化」され、証明もしやすくなる。

・それにより、技能を適正に評価され、処遇改善につながる。

【事業者にとってのメリット】

・優秀な人材の確保につながる。

・システム化により現場管理を効率化出来る。

・所属する技能者の能力、経験の「見える化」により、事業者としての施工能力も「見える化」され、

アピールしやすくなる。

・公共工事に関わる経営事項審査や工事成績評定において加点事由となる。

(導入状況は都道府県による。)

【技能者にとってのデメリット】

・登録料がかかる。

(10年に1回、登録料=(1)簡略型:2,500円(2)詳細型:4,900円

・登録の手間がかかる。

【事業者にとってのデメリット】

・登録料(5年に1回)や管理者ID利用料(毎年)がかかる。

(登録料は、事業の規模により金額が変わる。「一人親方」は0円 。)

(管理者ID利用料は、1IDあたり11,400円、「一人親方」は、2,400円。)

・登録の手間がかかる。

【建設キャリアアップシステムに登録しない場合のデメリット】

公共工事をはじめ、建設キャリアアップシステムを導入する現場が増えて行く中、

受注の前提として、登録が必要となる場合も有ると考えられます。

(それとは別に、外国人を受け入れる事業者については、登録が義務化されています。)


以上のメリット/デメリットを前提に、それぞれのご事業の内容によって、登録するかどうかの判断は変わって来るとは思います。

ただ、一つ言えることは、上記で「デメリット」と記載しましたが、費用や手間というのは、事業の将来を見据えた投資でもあるということです。


最後に、「登録の手間」というところですが、実際の登録に当たっては、相当な量の手引きを読込み理解した上で、登録作業を進めて行く必要が有ります。


当事務所では、「CCUS登録行政書士」として登録を代行し、忙しい建設業者様をサポートさせていただきます。

お気軽にご相談ください。

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行政書士 小山事務所

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